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【波乗りの日々】その7

kage

2020/10/13 (Tue) 20:31

もう一つの記憶は、大分自由に乗れるようになった頃の話しだが、普段のポイントがグチャグチャになっていて波乗りどころでは無い波だった。仕方がないので車で北に移動していくつかのポイントを回ってみた。最初の2、3カ所は全然ダメだったが、最後に行ったポイントがいい感じで割れている。しかも、美味しいことに誰も入っている人がいない。
早速着替えてボードを抱え砂浜に下りて波打ち際まで行ってみた。
波打ち際の割れるシュアブレークが、今まで見たことも無いぐらいに大きかった。自分の身長よりも遥か上のほうから海水が落ちてくる状態だった。
それでも、上から見た風景ではシュアブレークを越えるといい波が立っている部分がある。
何度かもまれながらも、そのポイントに入っていく。
沖を眺めながらボードにまたがり、ウエイティング。
すると沖からうねりが、しかもかなり大きい。
やばい。
沖に出てブレークする前にうねりをやり過ごそうと思って、必死になって沖に向かってパドルを開始。
しかしパワーゾーンを抜ける前に、その大きなうねりが自分に向かってブレークしそうである。
ドルフィンスルーをかましてブレークをやり過ごそうと、ボードの先端を水に沈めうねりに入っていった。
けれど、そのドルフィンスルーが甘かった。
うねりの下に入る前に浮かんでしまった。
自分も一緒に一回転してうねりがブレークしてしまった。
かなり深いところまで体が沈んだが、何とか水面に浮かび上がることができた。
普段ならここまでは良くある話し。
いつもと違ったのは、足に付いているはずのリーシュがはずれいて、ボードが勝手に陸に向かって流れている。
ボードさえ手元にあれば、それに捕まって休むこともできる。
が、そのボードが勝手に砂浜に流れ着いている。
ここからが大変だ。

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