【カメラ達】その2
ベース弾いてる
【あの人42】T・S君
だいたい20歳ぐらいまではどんな感じで暮らしているのか、友達に聞けば風の噂のように流れて来た。
社会人になったら全然彼の情報がつかめなくなってしまった。誰に聞いてもどこにいるのかさえも分からないのである。
彼とは小学校3年の時に同じクラスになってからの付き合いだった。何をどうして遊んだのかは覚えていないけれど、良く彼と遊んでたと思う。馬が合うというのはあの事だろうな。
一度学校のグラウンドでふざけ合いをしていた時、彼の投げた消石灰(グラウンドにラインを引く時の白い粉)が目に入ったことがあった。目をはらせながら次の日に眼科に行ってホウ酸水で洗浄した事があった。ちなみにその日はピアノの日だったので眼科には行かなかった。
今どきであれば大問題になりそうな事だったけど、あまり気にも止めなかった。(汗)
中学校になった頃、彼も俺も自転車に夢中になって行った。彼はスピードを追求するロードレーサー、俺はのんびりとツーリングと言う具合だったけど、どちらにしても集まるのはいつもの自転車屋「あべ政サイクル」だった。(笑)
表の顔は自転車好きの中学生、裏の顔は深夜徘徊大好きなちょっと不良な中学生。。。(大汗)
彼も当然のように、この「あの人・・・」に何度か話しとして登場している深夜徘徊の主要メンバーである。
彼の部屋にはすぐに外に脱出できるような大きな窓があった。しかし特にそんな窓を使わなくても出入りは自由だった。(笑)
こっそりやるなんて似合わないと言う風に、堂々と玄関から出入りしていたのである。
そういえばホルストの「惑星」を初めて聴いたのは、彼の部屋だった。彼のお兄さんのYさんのレコードだったかも知れない。それに加えればマル・ウォルドロンの「Left Alone」を初めて聴いたのも彼の部屋だった。(笑)
彼は高校のクラブは吹奏楽と決めていたので、一緒に見学に行ってその日の内に二人ともホルンのマウスピースを加えていた。それは彼のお兄さんの影響だろう。そのクラブの先輩のコンダクターだった。
そんな彼がなぜか2年生ぐらいから変り始めた。いや、普通の高校生になったと言うべきなのだろうか。俺はその頃にはとっくに吹奏楽を止めて自分のバンドでベースを弾いていたから、どういう経過だったのかは知らない。
なんだか付き合いづらくなってしまったなぁと言うような印象であった。それも彼の生き方なのだから、俺からは否定はできないけれど。
Category: 【あの人は今・・・】
【2010年病院日記】緊急入院:その2
この日の「朝まで生テレビ」は「日中関係と北朝鮮」がテーマで事前収録されたものをノーカットで流すという、「朝まで半生テレビ」であった。
なかなか興味深く見ていた。
何時ごろだっただろうか、妙に胸元が気持ち悪くなった。
ちょっと飲みすぎたのかなと思い飲むのを止め少し様子を見ていた。
それでも一向に気分は優れないので、本格的に寝てしまおうと布団に入った。
何て言ったらいいのだろう、強烈な胸焼け感とぎゅっと強くつかまれる感じだった。それでもまだこのときは悪酔いだと思っていた。
一度腹に入っているものを出してしまえば楽になるかと、トイレで戻してみた。
すっきりはしたが、例のむかつき感は消えない。
もうこうなったら寝てしまうしかないと、寝ることにしたのだが、やはりむかつき感が邪魔をして寝入ることができない。
その間際まで行くと、ぎゅっとつかまれた感じで眠りから戻ってきてしまう。
さすがにこうなってくると普通の事では無いと認識し始める。
父親が、やはり心筋梗塞で病院に運ばれているから、ひょっとしたら自分にも心筋梗塞が襲ってきたのかも知れないと思い始めた。
もう病院へ行くしかないな。
家人を起こし保険証やら診察券を用意して、岩手県立磐井病院の救急窓口へ連れて行ってもらった。
病院に着いて簡単な受け付けをした。
この時、少々待たされた。やはり救急車のほうが優先順位が高いらしい。
担当してくれた医師に症状を説明すると、すぐに心電図を取りエコーで心臓の様子を見ていた。その様子を他の意思にも確認すると、やはり間違いなく心筋梗塞だと判定される。
どうやら冠動脈に詰まりがあり、下側の方に血液が供給されていず動いていない部分があるということで、エコーのモニターを見ながら説明を受けた。
ここからが早かった。
すぐに心臓専門の医師スタッフが招集された。
心筋梗塞は発症からの時間が鍵だ。
スタッフが到着する間に処置室へ移動させられ、ストレッチャーの上で消毒が始まった。
この時すでに処置はカテーテルによる吸引と患部へのステントでの血流確保が決まっていたらしい。
まずカテーテルによる処置の場合は、何日か動けない状態が続くので尿の排出経路を確保するために、チューブをちんちんの先っぽから・・・どこまでだろう?
前立腺という言葉も出てきたので、そっち方面へ・・・膀胱まで行くのだろうか。
このチューブを挿し込むのが今回の中で一番痛かった。
Category: 【あの日のこと】
Tag: #2010年病院日記・緊急入院美味しいやつ
【2000年のなぐり書き】
久しぶりに風邪にやられた。
どっからもらったものか、ちょっと質が悪い。
たいがいは一晩ぐっすり寝ると直るのだが、今回の風邪はそうはいかないらしい。 もうすでに4日間も喉がいたく、昨日・今日は頭も痛くなっている。
市内の小学校の校舎新築にまつわる話し。
俺が出身の小学校ではないのだが、何年か前に老朽化を理由に新築工事されることになって、今ではすっかりきれいで立派な校舎が立っている。
俺よりも何歳か年下のその小学校の卒業生の話なのだが、彼らは小学校の思い出として二十歳になったら開いてみるというタイムカプセルを校庭に埋めたらしいのだが、その新築工事の、おそらく基礎工事の段階で土砂と一緒にガラガラと掘り返されてしまったという。なんだか笑い話のような、夢を文字どうり砕いてしまった話しである。(汗)
埋めてから何年も経っているので当事者も忘れていたことだろうし、当時の学校責任者も退職されている方も多いと思う。上部組織の教育委員会にとっては、おそらくあずかり知らぬ話しだろう。
しかしなぜ子供達の夢が校庭の片隅に眠っていることを引継がなかったのだろう。 教育者に取ってはタイムカプセルなど、この激動の世の中では取るに足らないことだったのだろうか?
Category: 【なぐり書き】
Tag: #2000年のなぐり書き7時起床
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